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京都府京都市左京区吉田本町
京都大学文学部 東洋史研究室内
東洋史研究会

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『東洋史研究』既刊目録

第67~70巻

■ 第70巻 第4号(2012年3月)
論説  
五味 知子 「誣姦」の意味するもの――明清時代の判牘・官箴書の記述から――
上田 裕之 洋銅から滇銅へ――清代辦銅制度の転換點をめぐって――
川本 正知 バハー・ウッディーン・ナクシュバンドの生涯とチャガタイ・ハン國の終焉
中町 信孝 マムルーク朝期の非著名知識人のライフコース――アフマド・アイニーに関する事例研究――
書評  
福島 惠 荒川正晴著『ユーラシアの交通・交易と唐帝國』
■ 第70巻 第3号(2011年12月)
論説  
青木 敦 南宋判語所引法の世界
大坪 慶之 イリ問題にみる清朝中央の政策決定過程と總理衙門
澁谷 浩一 一七三四‐四○年の清とジューン=ガルの講和交渉について――キャフタ条約締結後の中央ユーラシアの国際関係――
二宮 文子 北インド農村地域におけるスーフィー教団施設――ハーンカー・カリーミーヤの事例――
書評  
毛利 英介 山崎覺士著『中國五代国家論』
橋本 雄 岡本弘道著『琉球王國海上交渉史研究』
■ 第70巻 第2号(2011年9月)
論説  
川本 芳昭 北魏内朝再論――比較史の觀點から見た――
平田 陽一郎 西魏・北周の二十四軍と「府兵制」
榎本 渉 入元日本僧椿庭海壽と元末明初の日中交流――新出僧傳の紹介を兼ねて――
貴志 俊彦 植民地初期の日本-臺灣間における海底電信線の買収・敷設・所有權の移轉
近藤 信彰 一九世紀後半のテヘランのシャリーア法廷臺帳
書評  
岡野 誠 辻正博著『唐宋時代刑罰制度の研究』
鶴成 久章 寺田隆信著『明代郷紳の研究』
唐 啓華著
望月 直人譯
林學忠著『從萬國公法到公法外交――晩清國際法的傳入、詮釋與應用』
■ 第70巻 第1号(2011年6月)
論説  
劉 欣寧 秦漢律における同居の連坐
鈴木 宏節 唐代漠南における突厥可汗國の復興と展開
小泉 順子 一八八○年代中葉におけるシャムの對佛・對清關係
糟谷 憲一 甲午改革期以後の朝鮮における權力構造について
佐藤 仁史 清末における城鎭郷自治と自治區設定問題――江蘇蘇屬地方自治籌辧處の管轄地域を中心に――
書評  
小野寺 史郎 田中比呂志著『近代中國の政治統合と地域社會――立憲・地方自治・地域エリート――』
■ 第69巻 第4号(2011年3月)
論説  
岡村 秀典 古鏡研究一千年――中國考古學のパラダイム――
目黑 杏子 前漢武帝の封禪――政治的意義と儀禮の考察――
前島 佳孝 西魏宇文泰政權の官制構造について
高橋 弘臣 南宋の皇帝祭祀と臨安
戸部 健 一九二〇年代後半~四〇年代天津における義務教育の進展とその背景
書評  
岡 洋樹 楠木賢道著『清初對モンゴル政策史の研究』
■ 第69巻 第3号(2010年12月)  特集:文化史
論説  
曾布川 寬 三星堆祭祀坑銅神壇の圖像學的考察
坂井 隆 ジャワ發見のベトナム産タイルの圖柄について――イスラーム文化との交流をめぐって――
榎本 泰子 中國音樂史から消えた流行歌――もう一つの「夜來香ラプソディー」――
書評  
李 力著 
土口 史記譯
陶安あんど著『秦漢刑罰體系の研究』
周 東平著 
山口 亮子譯
錢大群著『唐律疏義新注』
磯貝 眞澄 濱本眞実著『「聖なるロシア」のイスラーム――一七―一八世紀タタール人の正敎改宗――』
石川 禎浩 飯島渉・久保亨・村田雄二郎編『シリーズ 二〇世紀中國史』
■ 第69巻 第2号(2010年9月)
論説  
松島 隆眞 漢王朝の成立――爵を手がかりに――
松下 憲一 北魏崔浩國史事件――法制からの再檢討――
赤木 崇敏 十世紀敦煌の王權と轉輪聖王觀
小沼 孝博 一七七〇年代における清‐カザフ關係――閉じゆく清朝の西北邊疆――
書評  
森永 恭代 川勝守著『明清貢納制と巨大都市連鎖――長江と大運河――』
蒲 豐彦 菊池一隆著『中國初期協同組合史論 一九一一―一九二八――合作社の起源と初期動態――』
■ 第69巻 第1号(2010年6月)
論説  
渡邉 義浩 中國貴族制と「封建」
熊本 崇 宋元祐の吏額房――三省制の一檢討――
山崎 覺士 宋代兩浙地域における市舶司行政
竹内 房司 ヴェトナム國民黨と雲南――滇越鐵路と越境するナショナリズム――
稻葉 穣 八世紀前半のカーブルと中央アジア
書評  
横山 宏章・
松井 直之
曾田三郎著『立憲國家中國への始動――明治憲政と近代中國――』
■ 第68巻 第4号(2010年3月)
論説  
佐藤 達郎 漢六朝期の地方的教令について
山根 直生 程敏政の祖先史再編と明代の黄墩(篁墩)移住傳説
林 淑美 一九世紀臺灣の閩粤械鬪からみた「番割」と漢・番の境界
鹽野崎 信也 一八世紀におけるダルバンドの支配者と住民
三澤 伸生 スレイマンⅠ世治世期の東アナトリア掌握過程――マラティヤ地方における「ティマール制」の展開――
書評  
仲山 茂 紙屋正和著『漢時代における郡縣制の展開』
坂井 弘紀 山中由里子著『アレクサンドロス變相――古代から中世イスラームへ――』
森田 吉彦 閻立著『清末中國の對日政策と日本語認識――朝貢と條約のはざまで』
江夏 由樹 荒武達朗著『近代滿洲の開發と移民――渤海を渡った人びと――』
附録 濱田正美博士著作目録
■ 第68巻 第3号(2009年12月)
論説  
田中 一輝 西晉の東宮と外戚楊氏
望月 直人 フランス對清朝サイゴン條約通告と清朝のベトナム出兵問題―― 一八七〇年代後半、ベトナムをめぐる清佛關係の再考――
城地 孝 丹陽布衣邵芳考――政客の活動をとおして見る明代後期の政治世界――
渡邊 美季 琉球侵攻と日明關係
學會展望  
向井 佑介 北魏の考古資料と鮮卑の漢化
書評  
中村 篤志 岡洋樹著『清代モンゴル盟旗制度の研究』
■ 第68巻 第2号(2009年9月)
論説  
太田 麻衣子 鄂君啓節からみた楚の東漸
張  雯 近代上海における坤劇と女優
金子 修一 唐代詔敕文中の則天武后の評價について
岸本 美緒 清初の「文武相見儀注」について
野田 仁 中央アジアにおける露清貿易とカザフ草原
書評  
望月 直人 篠永宣孝著『フランス帝國主義と中國――第一次世界大戰前の中國におけるフランスの外交・金融・商工業――』
小林 武 竹内弘行著『康有爲と近代大同思想の研究』
黄 東蘭 金子肇著『近代中國の中央と地方――民國前期の國家統合と行財政――』
深町 英夫 味岡徹著『中國國民黨訓政下の政治改革』
本野 英一 城山智子著 China during the Great Depression : Market, State, and the World Economy, 1929-1937
紹介  
磯貝 健一 川口琢司著『ティムール帝國支配層の研究』
■ 第68巻 第1号(2009年6月)
論説  
石見 清裕 唐代内附民族對象規定の再檢討――天聖令・開元二十五年令より――
淺見 洋二 校勘から生成論へ――宋代の詩文集注釋、特に蘇黄詩注における眞蹟・石刻の活用をめぐって――
黨 武彦 清代直隸省の治水政策──乾隆前期の子牙河治水を中心として──
片桐 宏道 ダプン考――ダライラマ政權における「武官」――
紹介  
高田 時雄 栄新江・李肖・孟憲実主編『新獲吐魯番出土文獻』上下二冊
■ 第67巻 第4号(2009年3月)
論説  
井黑 忍 區田法實施に見る金・モンゴル時代農業政策の一斷面
赤坂 恒明 ホシラの西行とバイダル裔チャガタイ家
伍  躍 清代における捐復制度の成立について――考課制度との相互關係を中心に――
水羽 信男 一九五〇年代における「民族資産階級」について──中國民主建國會の反右派鬪爭から考える──
學會展望  
武内 紹人 古チベット文獻研究の現段階
書評  
宮本 一夫 ロータール・フォン・ファルケンハウゼン著(吉本道雅解題・譯)『周代中國の社會考古學』
川尻 秋生 松本保宣著『唐王朝の宮城と御前會議――唐代聽政制度の展開――』
金 榮鎭 夫馬進著『燕行使と通信使』
太田 信宏 水島司著『前近代南インドの社會構造と社會空間』
紹介  
二階堂 善弘 Hok-lam Chan(陳學霖)著 Legend of the Building of Old Peking
■ 第67巻 第3号(2008年12月)  特集:東アジア史の中での韓國・朝鮮史
論説  
森平 雅彦 高麗王家とモンゴル皇族の通婚関係に関する覚書
矢木 毅 近世朝鮮時代の古朝鮮認識
中 純夫 尹根壽と陸光祖――中朝間の朱陸問答――
桑野 榮治 朝鮮中宗二〇年代の對明外交交渉──『嘉靖會典』編纂の情報收集をめぐって──
夫馬 進 一七六五年洪大容の燕行と一七六四年朝鮮通信使──両者が体験した中国・日本の「情」を中心に──
書評  
山口 昭彦 守川知子著『シーア派聖地参詣の研究』
■ 第67巻 第2号(2008年9月)
論説  
杉村 伸二 前漢景帝期國政轉換の背景
荒川 正晴 遊牧國家とオアシス國家の共生關係──西突厥と麹氏高昌國のケースから──
飯山 知保 『運使郭公復齋言行録』の編纂と或るモンゴル時代吏員出身官僚の位相
山本 明志 モンゴル時代におけるチベット・漢地間の交通と站赤
清水 和裕 ヤズデギルドの娘たち――シャフルバーヌー伝承の形成と初期イスラーム世界――
書評  
阿  風 范金民著『明清商事糾紛與商業訴訟』
■ 第67巻 第1号(2008年6月)
論説  
朴  彦 明代における朝鮮人の遼東移住
宮 紀子 対馬宗家旧蔵の元刊本『事林広記』について
太田 出 明清時代「歇家」考──訴訟との関わりを中心に──
劉 素芬 一九三〇年代における日本の在華置籍船
書評  
近藤 一成 梅原郁著『宋代司法制度研究』