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京都大学文学部 東洋史研究室内
東洋史研究会

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『東洋史研究』既刊目録

第51~54巻

■ 第54巻 第4号(1996年3月)
論説  
西川 利文 漢代明經考
上西 泰之 北宋期荊湖路「渓峒蠻」地開拓について
堤 一昭 元朝江南行臺の成立
黒田 明伸 二〇世紀初期太原縣にみる地域經濟の原基
森本 公誠 アラブ征服地における私的土地所有の起源をめぐって
批評・紹介  
寺田 浩明 Kathryn Bernhardt and Philip C.C.Huang eds. Civil Law in Qing and Republican China
新免 康 佐口透著『新疆ムスリム研究』
宮崎市定博士追悼録
■ 第54巻 第3号(1995年12月)  特集:知識人と社会
論説  
吉川 忠夫 梁の徐勉の「誡子書」
渡邉 義浩 三國時代における「文學」の政治的宣揚 ─六朝貴族制形成史の視點から─
川合 安 唐寓之の亂と士大夫
中砂 明徳 士大夫のノルムの形成─南宋時代
矢木 毅 朝鮮における進士概念の變遷
批評・紹介  
重近 啓樹 山田勝芳著『秦漢財政収入の研究』
井上 徹 山田賢著『移住民の秩序』
■ 第54巻 第2号(1995年9月)
論説  
松井 嘉徳 宰の研究
藤田 勝久 『史記』項羽本紀と秦楚之際月表 ─秦末における楚・漢の歴史評價─
藤善 真澄 衛元嵩傳成立考
渡辺 孝 魏博と成徳 ─河朔三鎭の権力構造についての再検討─
植松 正 元代江南投下考 ─「元典章」文書にみる投下と有司の相剋─
岡本 隆司 広東洋行考 ─洋行に関する新舊史料を通じて─
批評・紹介  
都築 晶子 吉川忠夫編『中國古道教史研究』
斯波 義信 島居一康著『宋代税政史研究』
飯島 渉 黒田明伸著『中華帝國の構造と世界經濟』
■ 第54巻 第1号(1995年6月)
論説  
福井 重雅 秦漢時代における博士制度の展開 ─五經博士の設置をめぐる疑義再論─
三崎 良章 異民族統御官にあらわれた五胡諸國の民族觀
森 紀子 虚無主義者の再生 ─一九二〇年代中國思想界の一動向─
胡 寶華 唐代の弾劾制度の變容について
批評・紹介  
松川 節 D.Cerensondnom & M.Taube著 Die Mongolica der Berliner Turfansammlung
■ 第53巻 第4号(1995年3月)
論説  
吉本 道雅 春秋世族考
鶴間 和幸 秦始皇帝陵建設の時代 ─戦國・統一・対外戦爭・内亂─
谷川 道雄 隋末の内亂と民衆 ─剽掠と自衛─
川村 康 「闘殺遇恩情理輕重格」考
真下 裕之 一六世紀前半のグジャラートとポルトガル ─港市ディーウをめぐる諸關係─
批評・紹介  
宮脇 淳子 Michael Khodarkovsky著 Where Two Worlds Met: The Russian State and the Kalmyk Nomads,1600-1771
■ 第53巻 第3号(1994年12月)
論説  
松浦 典弘 唐代における官人處罰 ─罰俸制度を中心に─
鐵山 博 清代内蒙古の地商經濟
西里 喜行 黎庶昌の對日外交論策とその周邊 ─琉球問題・朝鮮問題をめぐって─
江夏 由樹 辛亥革命後、舊奉天省における官地の払い下げ ─昭陵窰柴官甸地の場合─
大橋 厚子 オランダ植民地支配と農作業暦 ─一八二〇年代のプリアンガン地方の場合─
黒田 卓 イラン立憲革命と地域社會 ─ギーラーン州アンジョマンを中心に─
批評・紹介  
池田 温 礪波護編『中國中世の文物』
■ 第53巻 第2号(1994年9月)
論説  
鷹取 祐司 漢代三老の變化と教化
藤田 高夫 漢代の軍功と爵制
榎本 あゆち 北齊の中書舎人について ─顔之推、そのタクチクスの周邊─
石川 禎浩 若き日の施存統 ─中國共産党創立期の「日本小組」を論じてその建黨問題におよぶ─
長谷部 史彦 オスマン朝統治下カイロの食糧騒動と通貨騒動
批評・紹介  
松浦 章 佐久間重男著『日明関係史の研究』
庄垣内 正弘 山田信夫著 小田壽典・P.ツィーメ・梅村坦・森安孝夫編『ウイグル文契約文書集成』
安藤 志朗 Monika Gronke著 Derwische im Vorhof der Macht:Sozial-und Wirtshaftsgeschichte Nordwestirans im 13. und 14. Jahrhundert
■ 第53巻 第1号(1994年6月)
論説  
工藤 元男 戦國の會盟と符 ─馬王堆漢墓帛書「戰國縱横家書」二〇章をめぐって─
近藤 一成 蔡京の科舉・学校政策
中 純夫 耿定向と張居正
小島 毅 張岳の陽明學批判
石橋 崇雄 清初皇帝權の形成過程 ─特に『丙子年四月<秘録>登ハン大位档』にみえる太宗ホン・タイジの皇帝即位記事を中心として─
西川 眞子 清末裁判制度の改革
批評・紹介  
梅村 坦 森安孝夫著『ウイグル=マニ教史の研究』
中島 勝住 阿部洋著『中國近代学校史研究』
■ 第52巻 第4号(1994年3月)
論説  
角谷 常子 居延漢簡にみえる賣買關係簡についての一考察
近藤 眞美 マムルーク朝前期シリアにおける司法の一斷面 ─カーディー、タルスーシーの記述するワクフ管理權継承訴訟を通して─
佐藤 正哲 十七世紀後半~十九世紀前半北インドにおける都城と市場町(村)の形成
平田 茂樹 宋代政治構造試論 ─對と議を手掛りにして─
紙屋 正和 両漢時代の商業と市
批評・紹介  
松田 吉郎 川勝守著『明清江南農業經濟史研究』
八尾 隆生 石井米雄・辛島昇・和田久徳編著『東南アジア世界の歴史的位相』
滋賀 秀三 梅原郁編『中國近世の法制と社会』
■ 第52巻 第3号(1993年12月)
論説  
辻 正博 宋初の配流と配軍
磯貝 健一 シャイバーニー・ハーンとウラマー達 ─一六世紀初頭の中央アジアに於けるヤサとシャリーア─
宇野 伸浩 チンギス・カン家の通婚關係の變遷
杉山 正明 八不沙大王の令旨碑より
批評・紹介  
真榮平 房昭 近世日本の華僑研究 ─李献璋著『長崎唐人の研究』に寄せて─
岡本 隆司 鈴木智夫著『洋務運動の研究 ─十九世紀後半の中國における工業化と外交の革新についての考察─』
東 晉次 狩野直禎著『後漢政治史の研究』
井上 裕正 James M.Polachek著 The Inner Opium War
■ 第52巻 第2号(1993年9月)  特集:内陸アジアと中國
論説  
關尾 史郎 「義和政變」前史 ─高昌國王麹伯雅の改革を中心として─
荒川 正晴 中央アジア地域における唐の交通運用について
河上 洋 遼五京の外交的機能
岡 洋樹 清朝とハルハ「八扎薩克」について
堀  直 回疆玉米考
濱田 正美 「鹽の義務」と「聖戰」との間で
批評・紹介  
小島 泰雄 森正夫編『江南デルタ市鎭研究 ─歴史學と地理學からの接近─』
■ 第52巻 第1号(1993年6月)
論説  
小尾 孟夫 梁における「征討都督」
川越 泰博 土木の變と親征軍
佐藤 達郎 曹魏文・明帝期の政界と名族層の動向 ─陳羣・司馬懿を中心に─
澁谷 由里 張作霖政權下の奉天省民政と社會 ─王永江を中心として─
批評・紹介  
高田 時雄 池田温編『敦煌漢文文獻』(講座敦煌第五巻)
植松 正 陳高華著『元史研究論稿』
■ 第51巻 第4号(1993年3月)
論説  
宮澤 知之 宋代陝西・河東の鐵錢問題
島居 一康 南宋の上供米と兩税米
新村 容子 中國アヘンをめぐる政策論爭 ─署貴州巡撫李用清のアヘン生産禁止論を中心に─
蔀 勇造 ソコトラ島のキリスト教について
坂本 勉 近代イランにおける絹貿易の變遷
批評・紹介  
矢木 毅 周藤吉之著『宋・高麗制度史研究』
小瀬 一 濱下武志・川勝平太編『アジア交易圏と日本工業化一五〇〇─一九〇〇』
田中 比呂志 中村哲夫著『同盟の時代 ─中國同盟會の成立過程の研究─』
吉野 誠 宮嶋博史著『朝鮮土地調査事業史の研究』
附録 竺沙雅章博士著作目録
■ 第51巻 第3号(1992年12月)
論説  
籾山 明 爰書新探 ─漢代訴訟論のために─
石井 仁 都督考
鄭 炳俊 唐後半期の地方行政體系について ─特に州の直達・直下を中心として─
畑地 正憲 宋代における麟府路について
片山 章雄 突厥ビルゲ可汗の即位と碑文史料
桃木 至朗 十~十五世紀ベトナム國家の「南」と「西」
批評・紹介  
渡邊 絋良 佐竹靖彦著『唐宋變革の地域的研究』
松本 浩一 Valerie Hansen著 Changing Gods in Medieval China, 1127-1276
■ 第51巻 第2号(1992年9月)
論説  
櫻井 俊郎 明代題奏本制度の成立とその變容
古畑 徹 いわゆる「小高句麗國」の存否問題
石浜 裕美子 摂政サンゲ・ギャンツォの著作に見る一七世紀チベットの王權論
加藤 博 「徴兵免除」嘆願文書にみる一九世紀中葉エジプトの農村社會
批評・紹介  
森田 明 谷光隆著『明代河工史研究』
■ 第51巻 第1号(1992年6月)
論説  
渡辺 信一郎 漢代更卒制度の再検討 ─服虔-濱口説批判─
愛宕 元 唐末五代期における城郭の大規模化 ─華中・華南の場合─
村尾 進 『海國四説』の意味
小林 善文 中國近代の初等教育 ─制度改革とその浸透情況を中心に─
學界展望  
斯波 義信 移住と流通
批評・紹介  
上原 一慶 久保亨著『中國經濟一〇〇年の歩み ─統計資料でみる中國近現代經濟史─』