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京都大学文学部 東洋史研究室内
東洋史研究会

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『東洋史研究』既刊目録

第63~66巻

■ 第66巻 第4号(2008年3月)
論説  
山下 将司 唐の監牧制と中国在住ソグド人の牧馬
八尾 隆生 ヴェトナム紅河デルタ・ニンビン省瑰池社の開拓史──国家と地方官、民との交渉再考──
MATSUI Yoshinori Western Zhou History in the Collective Memory of the People of the Western Zhou: An Interpretation of the Inscription of the "Lai pan"
後藤 裕加子 サファヴィー朝年代記とトルコ暦(十二支)の導入
書評  
髙瀬 奈津子 丸橋充拓著『唐代北辺財政の研究』
■ 第66巻 第3号(2007年12月)
論説  
宮宅 潔 秦漢刑罰体系形成史への一試論―腐刑と戍辺刑―
五十嵐 大介 マムルーク体制とワクフ ─イクター制衰退期の軍人支配の構造─
佐藤 貴保 西夏の二つの官僚集団――十二世紀後半における官僚登用法――
森安 孝夫 唐代における胡と仏教的世界地理
書評  
陶安 あんど 籾山明著『中国古代訴訟制度の研究』
川合 安 中村圭爾著『六朝江南地域史研究』
■ 第66巻 第2号(2007年9月)
論説  
渡邉 英幸 秦律の夏と臣邦
冨谷 至 儀礼と刑罰のはざま―賄賂罪の変遷―
村井 章介 朝鮮史料から見た「倭城」
中島 楽章 封倭と通貢―一五九四年の寧波開貢問題をめぐって―
書評  
平田 茂樹 衣川強著『宋代官僚社会史研究』
紹介  
川本 芳昭 牟発松主編『社会与国家関係視野下漢唐歴史変遷』
■ 第66巻 第1号(2007年6月)
論説  
岡本 隆司 属国と保護のあいだ―一八八〇年代初頭、ヴェトナムをめぐる清仏交渉─
村井 寛志 『良友』画報と華僑ネットワーク―香港・華僑圏との関連からみた〝上海〟大衆文化史―
谷口 淳一 イスラーム宗教施設と地域─マムルーク朝時代のアレッポ─
和田 郁子 インド・ゴールコンダ王国における君主と港市・海上交易の関係─スルターン・アブドゥッラー(1626─72)の治世を中心に─
書評  
田中 秀樹 余英時著『宋明理学與政治文化』
菊池 俊彦 松浦茂著『清朝のアムール政策と少数民族』
■ 第65巻 第4号(2007年3月)
論説  
土口 史記 春秋時代の領域支配─邑の支配をめぐって─
村尾 進 乾隆己卯─都市広州と澳門がつくる辺疆─
Murakami Ei, The Reorganization of the Maritime Order in Coastal Area of South China during the Mid-nineteenth Century: The British Royal Navy and the Pirates of Fujian and Guangdong
大河原 知樹 歴史人口学で見たシリアの都市社会─ダマスカスの結婚性向の計量分析─
書評  
羽田 正 家島彦一著『海域から見た歴史―インド洋と地中海を結ぶ交流史―』
稲葉 穣 清水和裕著『軍事奴隷・官僚・民衆―アッバース朝解体期のイラク社会―』
■ 第65巻 第3号(2006年12月)  特集:宗教と権力
論説  
古松 崇志 法均と燕京馬鞍山の菩薩戒壇―契丹(遼)における大乗菩薩戒の流行―
守川 知子 国境に見る「近代化」と参詣者
青木 健 サーサーン王朝の皇帝イデオロギーとゾロアスター教―アードゥル・グシュナスプ聖火とタフテ・タクディース玉座の検討から―
濱本 真実 タタール商人の町カルガルの成立―一八世紀前半ロシアの宗教政策と東方進出―
学界展望  
岡村 秀典 中国古代の農耕儀礼と王権
大原 嘉豊 中国・日本の中世における王権と仏教との関係
書評  
高橋 文治 宮紀子著『モンゴル時代の出版文化』
■ 第65巻 第2号(2006年9月)
論説  
田中 秀樹 宋代道学士大夫の「狂」者曾點への憧れ―朱熹とその弟子との問答を中心にして―
田邉 章秀 『大清刑律』から『暫行新刑律』へ―中国における近代的刑法の制定過程について―
松本 保宣 唐代前半期の常朝―太極宮を中心として―
栗山 保之 十七世紀のインド洋西海域世界におけるイエメンの対外関係
書評  
杉本 憲司 原宗子著『「農本」主義と「黄土」の発生―古代中国の開発と環境 2―』
大島 立子 大澤正昭著『唐宋時代の家族・婚姻・女性―婦(つま)は強く―』
■ 第65巻 第1号(2006年6月)
論説  
籾山 明 王杖木簡再考
石 暁軍 隋唐時代における對外使節の僻官と借位
小牧 昌平 ヘラートのヤール・モハンマド・ハーン ―一九世紀中期のイラン・アフガニスタン関係史―
堀井 聡江 エジプト民法典における先買権の立法目的
承志(Kicengge) 八旗ニル佐領の根源とニル分類について
書評  
菊池 一隆 奥村哲著『中国の資本主義と社会主義―近現代史像の再構成―』
■ 第64巻 第4号(2006年3月)
論説  
井上 充幸 姜紹書と王越石―『韻石齋筆談』に見る明末清初の芸術市場と徽州商人の活動―
西里 喜行 咸豐・同治期(幕末維新期)の中琉日關係再考―尚泰册封問題とその周辺―
千葉 正史 清末における電奏・電寄諭旨制度の成立―清朝政治体制への電気通信導入をめぐって―
Yagi Takeshi Personnel Administration and Letters of Appointment during the Goryeo Dynasty
書評  
鈴木 博之 臼井佐知子著『徽州商人の研究』
高橋 秀直 岡本隆司著『属国と自主のあいだ―近代清韓關係と東アジアの命運』
竹内 弘行 森紀子著『転換期における中国儒教運動』
小長谷 有紀 包慕萍著『モンゴルにおける都市建築史研究―遊牧と定住の重層都市フフホト』
紹介  
吉本 道雅 禮縣秦西垂文化研究會・禮縣博物館編『秦西垂文化論集』
■ 第64巻 第3号(2005年12月)
論説  
松井 嘉徳 記憶される西周史―逨盤銘の解讀―
丸橋 充拓 唐宋變革期の軍禮と秩序
田口 宏二朗 明代の漕糧と餘米
余新 忠著・
石野 一晴譯
清末における「衞生」概念の展開
書評  
井上 治 岡田英弘譯注『蒙古源流』
■ 第64巻 第2号(2005年9月)
論説  
米田 健志 前漢後期における中朝と尚書―皇帝の日常政務との關連から
六反田 豐 朝鮮初期における田税穀の輸送・上納期限―漕運穀を中心として―
三浦 秀一 明善・觀我・野同―明末における桐城方氏の家學とその繼承―
小野 達哉 清代官僚制下における考成と挪移の關係
學會展望  
小濱 正子 口述史料を利用した中國近現代史研究の可能性―山西省盂縣の日本軍性暴力研究をめぐって―
書評  
小南 一郎 桐本東太著『中國古代の民俗と文化』
石濱 裕美子 平野聰著『清帝國とチベット問題』
木畑 洋一 James L. Hevia著 English Lessons : The Pedagogy of Imperialism Nineteenth-Century China
■ 第64巻 第1号(2005年6月)
論説  
石野 一晴 明代萬暦年閒における普陀山の復興 ─中國巡禮史研究序説─
佐川 英治 東魏北齊革命と『魏書』の編纂
木下 鐵矢 「命」と「令」 ─朱熹の「天命之謂性」解釋─
私市 正年 マグリブ中世史料にみえるバラカ概念の變化と聖者崇拜の發展
Watanabe Takashi, translatede by Jessey J.C. Choo A Re-examination of the Recruiting System in Military Provinces─Focusing on Composition of Personnel in Ancillary Posts in Huainan and Zhexi
書評  
冨谷 至 福井重雅著『漢代儒教の史的研究 ─儒教の官學化をめぐる定説の再檢討』
帆刈 浩之 余新忠著『清代江南的瘟疫與社會 ─一項醫療社會史的研究』
紹介  
辻 正博 榮新江・張志清主編『從撤馬爾干到長安─粟特人在中國的文化遺跡』
■ 第63巻 第4号(2005年3月)
論説  
久保田 和男 北宋徽宗時代と首都開封
舩田 善之 元代の命令文書の開讀について
谷井 俊仁 一心一徳考―清朝における政治的正當性の論理―
弁納 才一 二〇世紀前半における米生産をめぐる蘇北と蘇南の經濟關係
白石 典之 チンギス=ハーン廟の源流
石川 亮太 朝鮮開港後における華商の對上海貿易―同順泰資料を通じて―
書評  
高橋 文治 森田憲司著『元代知識人と地域社会』
松田 孝一 杉山正明著『モンゴル帝國と大元ウルス』
高津 孝 Lucille Chia 著 Printing for profit : The Commercial Publishers of Jiangyang Fujian (11th-17th Centuries)
■ 第63巻 第3号(2004年12月)  特集:アジア東方海域の近世
論説  
檀上 寛 明代海禁概念の成立とその背景―違禁下海から下海通番へ
眞榮平 房昭 清代中國における海賊問題と琉球―海域史研究の一視點―
村上 衛 一九世紀中葉、華南沿海秩序の再編―イギリス海軍と閩粤海盗―
リ・タナ著
中砂 明德譯
海からの眺望―地域世界から見たベトナム北部海岸―
學界展望  
生田滋 海域東南アジア史研究の回顧と展望
書評  
岸本 美緒 岩井茂樹著『中國近世財政史の研究』
目黑 克彦 井上裕正著『清代アヘン政策史の研究』
■ 第63巻 第2号(2004年9月)
論説  
エノ・ギーレ 「郵」制攷 ─秦漢時代を中心に─
上谷 浩一 後漢政治史における鴻都門學
森平 雅彦 『賓王録』にみる至元十年の遣元高麗使
宮 紀子 『龍虎山志』からみたモンゴル命令文の世界―正一教教團研究序説―
稻葉 一郎 錢大昕と『乾隆鄞縣志』
書評  
水島 司 近藤治著『ムガル朝インド史の研究』
紹介  
福原 啓郎 氣賀澤保規編著『復刻 洛陽出土石刻時地記(郭玉堂 原著)―附 解説・所載墓誌碑刻目録』
曾田 三郎 耿雲志等著『西方民主在近代中國』
■ 第63巻 第1号(2004年6月)
論説  
藤本 猛 武臣の清要 ─南宋孝宗朝の政治状況と閤門舎人─
高遠 拓兒 清代秋審制度の機能とその實態
石川 禎浩 中國共産黨第二回大會について ─黨史上の史實は如何に記述されてきたか─
松井 太 モンゴル時代のウイグル農民と佛教教團 ─U5330(=USp77)文書の再檢討から─
書評  
川村 康 滋賀秀三著『中國法制史論集 ─法典と刑罰─』
高田 時雄 榮新江著『中古中國與外來文明』
蔭山 雅博 小林善文著『近代中國における教育の普及と改革に關する研究』
紹介  
閒野 英二 Kenneth Chase著 Firearms : A Global History to 1700
岡本 隆司 丁文江・趙豐田編、島田虔次編譯『梁啓超年譜長編』